皆さん こんにちは!
昭和54年創業 豊中から皆様へ
お客様の夢を叶える 八代工務店 です。
今回のテーマは新築一戸建てを建てる前に知っておきたい家づくりの基礎知識!
皆さんは「地鎮祭(じちんさい)」「上棟式(じょうとうしき)」と言う言葉 聞いた事はありますか?お家を建てる際に行う代表的な儀式の名称です。聞いたことはあるが、どのような目的で行うのか?どんな儀式で具体的には何をするのか ご存知でない方が多いのではないでしょうか。
この記事では、これから新築一戸建てを考えている方へ
儀式当日の段取りや服装、そして、地鎮祭や上棟式は行うべきなのか・・・
などの疑問についても合わせてお答えします!
新築を建てる際の三大儀式
建物を建てる際には様々な儀式が行われます。
中でも「地鎮祭」と「上棟式」と「竣工式」の3つ。
これらは三大儀式と呼ばれています。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
①地鎮祭
地鎮祭とは、家を建てる前に”居住する土地の氏神様から土地を使用する許可を頂き、新築する許しを請う儀式”のことをいいます。新築工事が安全に滞りなく行われること、家が繁栄することを祈願します。
地鎮祭の当日は…
1.開式の辞(かいしきのじ)
2.修跋の儀(しゅばつのぎ)
3.降神の儀(こうしんのぎ)
4.献饌 (けんせん)
5.祝詞奏上(のりとそうじょう)
6.四方祓 (しほうはらい)
7.地鎮の儀(じちんのぎ)
8.玉串奉奠(たまぐしほうてん)
9.撤饌 (てっせん)
10.昇神の儀(しょうじんのぎ)
11.閉式の辞(へいしきのじ)
12.直会 (なおらい)と進行しますが、
今は時代に合わせて簡略化した地鎮祭で済ますケースも増えているようです。
建築吉日と言われているのは、六曜の『大安』『先勝』『友引』の午前中です。
北斗七星の動きを元とした暦注、
十二直(じゅうにちょく)の
『建(たつ)』
『満(みつ)』
『平(たいら)』といった日も人気がある一方で、
凶日として知られている『三隣亡(さんりんぼう)』は”3軒隣まで火災をもたらす”と言われており、地鎮祭を行う日取りとしては向いていません。
地鎮祭の服装には決まりはありません。
個人宅の場合は普段着でも問題ありませんが、
『神職などに失礼のない格好で儀式に臨みたい』と考えるのであれば、
スーツやジャケット、制服などの服装を選んでも良いでしょう。
神主さんへのお礼は、『玉串料』『初穂料』などののしをつけてお渡しします。仏式の場合は『お布施』です。金額としては2〜3万円が多いようですが、地域によりさまざまです。そのほかに、儀式のお供えや近隣へのあいさつ回りに持参する粗品等も必要となります。また、儀式後、宴会をするケースもあります。
②上棟式
上棟式とは…建物の骨組みが完成した時点で行う儀式のことで『棟上げ(むねあげ)』『建前(たてまえ)』とも呼ばれてます。工事が無事に進んでいること、完成に向けての祈願を込めて行う儀式です。
上棟式の日は朝から棟上げ作業が行われ、鬼門(北東)に魔除けの効果があるとされる”幣束”を飾ります。建物の四方に酒・米・塩をまいて清め、幣束に向かって『二礼二拍手一礼』で祈願します。ここ最近では 上棟式が省略されるケースが多いですが、
一部地域では餅まきを行うこともあります。
地鎮祭と同じく、『大安』『友引』『先勝』に執り行うことが多く、
棟上げ作業が終わってから行うので、午後から夕方にかけ、始めるのが一般的です。上棟式を行う場合には、日程調整がありますので、早めに工務店、ハウスメーカーに相談しておくことをお勧めします。当日はお供えやご祝儀の費用がかかります。
宴会をする場合もありますので、事前に参加人数を把握しておきましょう。
③ 竣工式
竣工式とは…建物が竣工した後で行う儀式です。
無事、完成したことに感謝の意を表し、家族が末永く繁栄することを祈る儀式です。
儀式はどれか1つの実施でもいいのか?
どれも必ず行う必要がある儀式ではありません。
共働き家庭が増え、日中に時間を割くことが難しい家庭が増えていることもあり、
首都圏などでは地鎮祭や上棟式も行わないケースも増えています。
一方、地域によっては実施することが慣習となっていることも多いようです。
棟梁などの職人さんにご祝儀などを渡して儀式は省略するケースもあります。
いずれにしても、これから新築一戸建てを考えておる方は
儀式を実施するには費用がかかりますので
地鎮祭や上棟式を行う場合には、事前にお金の算段をつけておくと良いでしょう。
まとめ
伝統的な儀式と言われる地鎮祭や上棟式ですが、
家づくりで何かと忙しく物入りな時期ですから、どうしても
「地鎮祭や上棟式は省略しようかな」と考える方も多いのではないでしょうか。
しかしながら、儀式を行うことは棟梁や大工さんの労を労う意味合いも強いのです。
それは、相互のコミュニケーションを育むきっかけにとなります。
皆さんも、古き良き時代の文化を取り入れて、
地鎮祭や上棟式の実施を検討してみてはいかがでしょうか。
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